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地蔵菩薩

地蔵菩薩坐像の画像

地蔵菩薩は釈迦如来が入滅してから弥勒如来があらわれるまでの56億7000万年もの間、人々を守り導いてくれる菩薩です。
よくお寺の入り口などに六地蔵が立っています。それぞれが地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人道、天道の六道の世界で人々を救済しています。
六道で衆生を救うほかにも、道祖神のように町の入り口や辻に立ち、町を守っているお地蔵さんもいます。
その他にも「子安地蔵」や「とげ抜き地蔵」など、さまざまな姿になって活躍していますので、お地蔵さんを見たことがない人はまずいないでしょう。
地蔵菩薩は菩薩の中ではめずらしく、観音菩薩のような装飾が少なく、宝冠もありません。頭は剃髪して、僧の姿であらわされます。地蔵菩薩の顔画像
また、ふつう菩薩は大人の姿であらわしますが、地蔵菩薩はよく子どものような表情で作られます。
お墓に立っている水子地蔵のように、お地蔵さんは子どものことを心配する親が建てることが多いせいか、道の辻に立っているお地蔵さんにも「よだれかけ」をつけているものを見かけます。
最近では亡くなられたお子様の写真を持参されて、「少しでも面影を残してほしい」と言って地蔵菩薩を依頼されることもあります。
お子様を亡くされた方にとって、お地蔵さんはその子を救ってくれる菩薩というよりは、親である自分たちを慰め、癒してくれる存在として、形をかえてあらわれてくれているのでしょう。舟型地蔵の画像
水子地蔵は一般的に舟形光背に浮き彫りのかたちで作ることが多いのですが、かわいらしい姿を望まれる場合は、頭を大きめにした「わらべ地蔵」のような姿で彫刻することもあります。
地蔵菩薩は蓮華台の上に立像であらわされることが多いです。座っているものや、半跏(イスに座って片足を下に下ろしたような姿)の像もあります。
合掌した姿か、錫杖と宝珠を持った姿(延命地蔵)が一般的です。
地蔵菩薩は仏像の中でも特に人気があり、一般の方が個人的に注文されることが多いです。個人で建てられる方は、水子地蔵として墓地の中に建てられる場合は40cmくらい、道の角などに建てられる場合は1mくらい(本体)の高さが一般的だと思われます。彩色した舟型地蔵三体の画像
1m位の像で、納期は受注後約2ヶ月ほどになります。

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